山梨農業移住日記

2017年より、都心から山梨に移住し、農業を学び始めました。学んだこと等を備忘としてブログに残していきたいと思います。

果菜の収穫と管理に追われる日々…さらに秋野菜も(農大78,81,88日目:栽培実習)

皆さん、こんにちは。

暑くなってきましたね~。GWいかがお過ごしでしょうか?

僕は、畑仕事に精を出してます。

レジャーでお楽しみの方も、予想以上に暑い日がありますので、熱中症に気を付けましょうね~。

 

さて、今回のブログは昨年8月終盤の栽培実習についてです。 

 

■収穫と出荷調製と管理作業に追われた1日(農大78日目 8/16)

この日は、情報共有からスタート。

台風が近づいているということで、台風前後の対策について、県の農業技術課のサイトをみると良いことを学び、お盆は大抵出荷休みになることが多いので、病害虫対策と樹勢を落とさない管理が重要という事を学びました。

 

その後、さっそく果菜類の収穫から作業開始です。

トマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ。

さらに有機のひもとうがらし、ハラペーニョ、ナス、ズッキーニ、トマト。

収穫が終わったら、果菜類の管理(追肥、誘引、摘葉)作業。

ナス、キュウリは追肥(窒素分3kg /10a)、トマト、キュウリは摘芯作業です。

有機にも、カツオソリュブルなる液肥を1l/1株実施します。
ズッキーニさんは、マルチを剥がして移植して、ネキリムシ対策を実施しました。
 
とここまで、結構作業したのですが、雨模様で、写真なし(^^;)
すみません。。。(一応、作業風景のみ取っていたのではっておきます。)

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果菜類管理後は、秋野菜の鉢上げです。 
さらに、秋野菜の播種、定植を行いました。
(ここも、写真なしです…)
 
播種、定植終了後は、班の中で自分たちが管理する畝で何を植えるか、作付け計画を立てました。
何植えようかと、皆で意見を出し合いながら、わいわいと計画策定完了。
こんな感じです。

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その後は、有機のトウモロコシを収穫してみて、適期判断。
虫もついておらず、房重も380gを越えているものが多く、先端までびっしり詰まっているのが確認できました。(つまり、適期ということです。)

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最後にカボチャの収穫、保存を行いました。
収穫目安は、グランドマークであったり、軸であったりを見ながら判断するようです。

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収穫したカボチャは、風通しの良い場所で保存します。

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この日はここまでで終了です。 

 

■果菜に追われつつ秋野菜の準備を開始(農大81日目 8/21)

この日も情報共有からスタート。6次化について学びました。あくまで生産が主軸であり、6次化が目的にならないようにすることが重要ということを、肝に銘じました。

 

作業は果菜類の収穫からスタート。

農大のトマトが美味しいと発注してくださった方がいるとのことで、その方向けに出荷調製しました。

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それ以外も収穫したものは市場向けに箱詰め、袋詰めです。
 
収穫、出荷調製しつつ、作物の生育状況について再度認識合わせです。
トマトは、疫病、りんもん病、かいよう病、うどん粉病、ハモグリバエ、コナジラミ、オオタバコガが発生中。
キュウリも、ベト病、うどん粉病ウリハムシが発生中。
 
キュウリのベト病。

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この子たちはキュウリの根元を食害します(^^;)

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害虫の発生状況を把握していくにはトラップをしかけて、かかる虫を観察していくのがよいとのことです。

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次に有機と慣行で分かれて作業です。
有機は、コールラビ2種、ケールを播種して、堆肥のための落ち葉集めをして、トマトの収穫、整枝、ウィルス株の除去を行ったそうです。
 
僕は、慣行圃場で作業。
前段の出荷調製に時間がかかってしまったので、引き続き実施して、出荷。

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終わったら、ダイコン、ハクサイを播種し、自分たちで作付け計画をたてたエリアも、施肥、耕耘、マルチ張りをしました。

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耕耘中は、トラクター運転する人以外は、キュウリの適用を実施。
ベト病とうどん粉病の葉を中心に摘葉。
さらに、アブラムシが付いている葉も摘葉。
ウリハムシは見つけ次第、捕殺です(^^;) 
一部だけ、変な生育の葉があったので先生に共有したところ、ウィルス病との診断結果。後日引っこ抜くことになりました。

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と、作業に追われた一日でした。 
 

■果菜作業からの秋野菜定植(農大88日目 8/30)

 
この日も恒例の情報共有からスタート。
露地キュウリ、露地トマトが生産終盤を迎え、市場相場が高くなってきているとのこと。頑張って樹勢をキープして出荷し続けたいところですね。
 
ということで、気合をいれて、この日も作業は果菜の収穫と出荷調製から。

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終了したら、管理作業。
キュウリ、トマト等、葉が劣化して来ているので、樹勢が落ちないように摘葉実施しました。
 
ナスは、枝抜きという作業を実施。
これは、中央に陽が入るように、内側に伸びた枝を抜く作業。

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キュウリさんとズッキーニさんは、ウィルス株が出てきたので、除去しました。
写真は、キュウリさん。
除去しないと、周りに伝染して拡大していくので、株ごと引っこ抜いて、後程焼却処分です。

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エダマメも撤去です。こちらは病害とかではなく収穫終了の為。 
 

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午後も引き続き、管理作業。
キュウリの摘葉と害虫駆除からの~…

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トマトの摘葉と誘引からの~…

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ナスの枝抜きと摘葉です。

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有機圃場では、ネギさんに追肥し、エースローターを用いて土寄せを実施しました。
 
トマト、キュウリ、ナスも動噴を利用して追肥です。

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一通り、果菜類の管理が終わったら、秋野菜の作業です。
ダイコンは、間引きと追い播き(生育が良くない箇所に改めて播種)を行いました。

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ハクサイ4種(晴黄60、黄ごころ65、オレンジクイン(75)、きらぼし85に加えて、カリフラワー(スノークラウン)、カリフローレ、茎ブロッコリー(スティックセニョール)、ブロッコリー(ハイツSP)、キャベツ(冬藍)、キャベツ(初夏のかほり)を定植しました。

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と、こんな感じの栽培実習3日間。
夏終盤で、果菜類もピークになりつつ、秋野菜も準備を開始してと、忙しい実習でした。