山梨農業移住日記

2017年より、都心から山梨に移住し、農業を学び始めました。学んだこと等を備忘としてブログに残していきたいと思います。

法律、電力、栽培方法、機械、土壌について学びながら、圃場作業した4日間(農大61,66,67,69日目)

今回は4日分をまとめてご紹介。

基本は座学についてですが、途中圃場に出ての栽培実習のお話もあります。

少し長いですが、お付き合いくださいm(__)m

 

■法律5つを学び、電力問題について考える(農大61日目 7/19)

午前中は農業法規のお勉強。

果樹農業振興特別措置法、野菜生産出荷安定法、種苗法、農作物検査法、食品表示法の5つの法律について学びました。

 

果樹農業振興特別措置法は、昨今の経済状況や消費者ニーズ等を鑑みて、6次化等も視野にいれて、果樹生産をしていきましょうね、というもの。(だと理解。)

果樹施策の概要:農林水産省

 

野菜生産出荷安定法は僕にも関係あり。

野菜生産出荷安定法:農林水産省

「この法律は、主要な野菜について、一定の生産地域におけるその生産及び出荷の近代化を計画的に推進するための措置を定めるとともに、その価格の著しい低落があった場合における生産者補給金の交付、あらかじめ締結した契約に基づきその確保を要する場合における交付金の交付等の措置を定めることにより、主要な野菜についての当該生産地域における生産及び出荷の安定等を図り、もって野菜農業の健全な発展と国民消費生活の安定に資することを目的とする。」
というのが目的の法律で、消費者が相対的に多くなることが見込まれる野菜について、指定野菜として定義し、それを生産する地域を指定産地とし、生産出荷の安定などをはかります。
就農地候補の南アルプス市南湖も、夏秋きゅうり(7月~11月)、冬春きゅうり(3月~6月)の指定産地となっています。
 
種苗法は、品種の育成と振興、流通の適正化を図ることを目的としたもの。
「勝手に苗を外国とかに出しちゃダメ」というルールをご存知の方もいるかもしれませんが、それはこの法律の規定によるもの。山梨に比べて、長野県は先進的で登録品種も多いそうです。
 
農作物検査法は、読んで字のごとく農作物の検査に関する法律です。
 
山梨県独自のものとしては、山梨県青果物標準出荷規格があります。生産者としては、自分の生産する作物の標準出荷規格は覚えておかないとですね。
 
 
食品表示法は、販売する食品の表示について、基準等を定めている法律。
 
加工品は要注意です。ジャム、ジュース、ピクルス等々。自分で加工・販売する時は、県に確認をすること!と言われました。
 
それぞれ、内容を理解しておく必要があるな~と思いながら、必死にメモ取ってました(笑)
 
 
 
午後は、特別講義。
「農業と電力について」です。
 
平成23年に起こった東日本大震災の際に、ライフライン(水、電力)がストップし、物流もストップすることで食料確保も難しくなったそうで、この経験を機に、農家においても自家発電というものの重要性を認識し、自家発電を行うことも必要になってきた。とのこと。
ソーラーシェアリングもよく耳にしますね。
 
農地に設置する場合は、一時転用の許可が必要で、支柱は軽量で取り外しが容易なものである必要があり、コンクリートで固めるのはだめ、営農が適切に継続されることが要件となっています。
 
太陽光以外には、
風力…
 
水力…
 
 
なんてのもありますね。
地震に限らず、台風や大雪なんかでもライフラインが止まる可能性があるので、営農するのであれば、リスクへの対応を検討しなければ!と思った次第です。
 
 

■機械の扱いを学び、ハウスと作物を知る(農大66日目 7/26)

午前中は、農業機械の講義。
伝動装置、作業機の構造と利用(耕耘整地用機械、稲作用機械、野菜・畑作用機械)について学びました。
 
 
「作業時は圃場を確認して、どういう運行方法を用いれば良いかをイメージしておくとよいよ~」とか、「旋回する時には必ずロータリーを上げること。上げないと土が外側に流れて中央が低くなってしまうよ」とか、実際に圃場で機械(特にトラクター)を扱う時の注意点を教わりました。
 
「稲作は基本的に年1回なので、各種機械を使ったら、きちんとメンテナンスをすること。特に水洗いして天日干しして、ガソリンを抜いておくのを忘れずに。」
「農業機械は、日進月歩で進化していっている。そのため、新しい機械の情報をきちんと取得しておくことが大事だよ。」
というアドバイスも忘れずにいたいと思います。
 
午後は、栽培概論。
 
作物の話の前に、遮光冷房用の資材・機器と施設園芸について学びました。
高温対策としては、遮光、換気、冷房の3種類の方法があり、遮光としては、遮光フィルム、噴き付け遮光資材(主にガラス室)、近赤外線遮断フィルムがあります。
冷房はミストで行うが、山梨ではあまり普及していないそうです。暖房はヒートポンプの普及が進んでいて、地中熱交換ハウスなんてのもあるそうです。
 
施設園芸は複合環境制御というのが重要になります。
農大では、体育館の近くのポールに、日射計、風向計、風速計、温度計、雨量計があり、そのデータに応じてハウスの制御を行っているそうです。
確か、富士通さんのものだったはず。

jp.fujitsu.com

 

自分の圃場にもこ~ゆ~の入れたいな~。。。なんて羨ましく聞いてました(笑)

 

作物の話は、アブラナ科野菜の栽培について学びました。

具体的にはキャベツ、ハクサイ。

キャベツって、生で千切りにして食べるのは日本だけなんですね。

 
今年は、それぞれすごく高い値段がついてて、びっくり…
こういう時のためにも、自家用の野菜を作っておかねば!!!
 
 
 

■土づくりの奥深さを垣間見た午前、圃場で販売に向けた作業に追われた午後(農大67日目 7/27)

午前中は、土壌肥料の講義第1回。
土の管理が目的ではなく、作物の根がきちんと育ち、養分を吸収し、作物が十分に成長することが目的ということで、目的をはき違えないように要注意です。
 
作物に必要な要素としてはN(窒素)、P(リン酸)、K(カリウム)があり、消費量的には、K>N>Pという順番になるそうです。
N(窒素)、P(リン酸)、K(カリウム)、Mg(苦土)、Ca(石灰)が主力養分と呼ばれます。
 
 
有機態を無機態に変化させるのが微生物で、1g中に億単位の微生物が存在しているそうです!!
そのため、土中に微生物の多様性+分住を持っている方がよく、最近耳にするEM菌なども微生物の一種です。
 
 
もう少し突っ込んだ話もありましたが、ここではさわりだけ。
とにかく、マニアック。
土って極めるとここまで考えることができるのか!とびっくりします。
逆に、自分も農家になるのだから、そこまで考えないとな…なんて思いながら講義を受けてました。
 
午後は、栽培実習ということで、圃場で作業です。
作業のまえに、情報共有ということで、今後の販売実習に向けて販売モデル(AIDMA、AISAS等)のお勉強。
 
それが終わったら、これから圃場の担当分けをするとのことで、自分たちの班が担当する畝の発表がありました。
これ、間違っても自分たちのところだけ酷いなんてことにならないようにしっかりやらねば(笑)
 
更に、スイートコーンの収穫適期の見分け方について座学。
実際には適期を判断するのが難しいそうで、房を触って、先端がきちんと膨らんでいるものが適期。調製の際は、茎の部分を実の流れに沿って斜めにカットすると見栄えが良いとのことでした。
 
作業としては、販売実習に向けた規格・値段・袋サイズを確認し、
 

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実際に、袋詰めしてみます。

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ちょっとずつ、想定規格と販売するものでサイズ感が合わなかったり見たいなところもあるので、実際にやってみるのが一番いいですね。
 
そして、最後にトマト管理作業ということで、収穫と芽かき、誘引、摘果(害虫、尻腐れ等)を実施しました。

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で、管理作業中に、オオタバコガがトマトを食しているところに出くわしました。

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 こんな感じで、この日は終了。
 
 

■病害虫のお勉強と販売実習の振り返り(農大69日目 7/31)

午前中は、病害虫防除の時間です。
前回の講義で伺った病害虫防除所について、もう少し子細にお話を聞きました。
病害虫防除所は各都道府県に配置されていて、山梨県病害虫防除所は、植物防疫法 第32条第1項の規定および、山梨県行政機関等の設置に関する条例 第14条の規定に基づき設置されています。
農家にとって重要な防除基準や、サポートシステム等を提供していて、予察員という人が病害虫の発生予察を行い、ネット上などにこの情報をアップ、周知してくれます。
この発生予察をベースに、病害虫の予防対策などを行っていく事が大事とのことでした。
 
次に、病害虫の観点から日本全国の地域別の違いなんて話も聞きましたが、ここでは割愛。
 
最後に、トマトの病害虫ということで、病害診断フローを教わりつつ、青枯病、半身萎凋病、尻腐れ等の話を聞きました。
 
 
 
午後は、栽培実習。
 
 
 
はじめに甲府駅県庁防災新館で開催した第1回の販売実習の振り返りをしました。
「告知しないと、そもそも人が集まらない。」「レジ周りが並んでしまったので、もう少しスムーズにできるよう改善が必要」「キュウリ、ズッキーニの適正サイズが少なかった。管理の検討が必要。」「写真付きのポップがあったと良かったかも。」と、意見も活発に出て、次回に向けて、あれしよう、これしようと思いを巡らせました。
 
その後圃場に出て、トマトの雨除けを設置し、トマトの管理作業を行い、長坂駅にある直売所に出荷した野菜の売れ残りの片付けをしました。
が、写真がない!!すみません。。。
 
この日はこれで終了です。
 
 
講義に実習にと頑張った4日間でした。
講義も様々な分野で必要な知識が出てくるので、覚えておくのが大変。
こういう時は文明の利器に頼るしかないななんて思ってました(笑)
 
次回も栽培実習のお話になると思います。
 
 
 

キュウリ秋作の定植準備~定植(農大60,63,64,68日目)

今回は7月後半の農家実習についてです。
夏真っ盛り。
6月に収穫を終えて片付けをして、少しの間夏休みを取ったら、秋作に向けて準備を始めます。
 

■ハウス内の耕耘

事前に、施肥と害虫対策を施して、トラクターで耕耘です。
お世話になっている農家さんのハウスは連棟ハウスなので、ところどころ支柱間にクロスした筋かいが入っているので、そこは鍬で耕耘です。

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■畝の整地作業

耕耘して、畝づくりまで終わったハウスでは、レーキを用いて畝の整地をしました。
中学、高校時代にサッカー部として、グランドの整備にレーキを使ってましたが、この年になって触ると新鮮です(笑)
 
 
こちらが整地前。

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こちらが整地後。

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出来る限り、畝を平らにする作業。
サッカーグラウンドとはわけが違います(^^;)
 

■灌水パイプ、チューブの設置

整地まで終わったハウスには、灌水用のパイプ、チューブの設置します。
ハウス外から灌水用のパイプをハウス内に引っ張り、各畝まではパイプを地中に埋め込んでおいて、畝上にチューブをつなぐ部分だけ出して、あとは、チューブを引っ張って接続です。
文字にすると、わけわかりませんが(笑)…こんな感じです。
 
パイプ配管用の穴を作るために、畝きり棒を使って鍬で掘り起こし。

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各畝までパイプを配管して、チューブ設置。

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最終形はこちら。

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パイプにしろ、チューブにしろ、土が入り込まないよう要注意です。
土が入ると詰まりの原因になります。
大胆かつ繊細な作業です。
 
また、入口に網戸を設置したり、日の光が日中強いため苗を守るためのカーテンの準備等も行いました。
カーテンが開くとこんな感じです。

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夏場は、日向と日陰では全然違います。
 
 

■畝の灌水作業

畝づくり、灌水チューブの設置が終わったら、あとは定植なんですが、圃場の保水量を増やすために、定植前から畝にホースを用いて灌水します。
設置したチューブだと、灌水ムラがあり、ベッド幅いっぱいに灌水するのに時間がかかるので、ホースで直接灌水するとのこと。

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■いよいよキュウリ苗の定植

朝一番で苗が届きます。
畝には事前に灌水をしてあります。
あと、定植用の穴あけも。
一気に定植作業です。

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定植したら、灌水です。
 
根の活着と、水分補給が大事です。
写真撮り忘れた(^^;)
定植直後から根が十分にはるまでは、ホースで灌水です。
灌水チューブもありますが、それだと間に合わないそうで、定植後10日間ぐらいは朝夕と状況を見ながら灌水をして、苗が十分に育っていくのをフォローです。
 
と、こんな感じで、7月後半は秋作の準備でした。
作業の種類は多くはないけど、一つ一つの作業を効率的にやらないと、何分ボリュームが多いので時間がかかって大変。お世話になっている農家さんは、その辺とても考えられていて、1つ1つの作業が勉強になりました。
来年自分でやるときは頑張らねば!と思った次第です。
 
 

鳥獣との戯れ、奇麗な虫と定植・管理作業(農大58日目、農大59日目)

今回は、鳥獣害講義と栽培実習についてです。

 

■鳥獣害対策は地域で活動することが大切(農大58日目 7/13)

この日は鳥獣害の講義の初日。
先生は、NPO法人甲斐けもの社中の山本先生です。
 
 
まずは、導入ということで、鳥獣害についての座学からスタート。
 
日本全国の鳥獣害被害は年間200億円と言われていますが、あくまで報告のあった数値ベースのため、実際は3,4倍ぐらい被害あるのでは?とのこと。報告されていない数字の方がはるかに多いですね(^^;)
 
行政職員は定期的な異動があるため、ノウハウの蓄積がされず、根本対策には取り掛かれないことが多く、猟友会は元々趣味でハンティングを行っていた方々の集まりということが多いとのこと。
そういう環境の中で、鳥獣害のスペシャリストとして、獣害が起こったから、すぐに何か手を打つということではなく、起こっている事象の根本原因を究明し、それに応じた対策を打つことを念頭にワークショップなどを行いながら、地域としての鳥獣害対策を進めているそうです。
 
対策における優先順位としては、防除と捕獲がメインで、狩るのは本当に最終手段とのことでした。
 
また、 現場にいる住民の自衛力が加害群れを居つかせないようにすることにつながるということで、地域として鳥獣害対策に取り組み必要性があるそうです。
 
野生動物が集落に居つく原因になる食資源としては、季節によってさまざまだそうで…
 
  • 春 : お墓のお供え物や花、集落周辺の桑の実
  • 夏 : かじられて畑に置きっぱなしの野菜、果物くず、生ごみ
  • 秋 : 取り切れない/不在地主の放置された柿、ゆず、栗
  • 冬 : 白菜の外側、野菜くずの畑への設置
 
上記のような、人間にとっては廃棄物でも獣にとっては餌というものが多く、これが集落に野生動物が近づく、住み着く原因になるそうです。
なぜなら、野生動物は、大半の時間を食料探しに充てています。そのためこういった食料が必ずある場所というのを見つけると居座ってしまうのだそうです。
 
対策の検討にあたっては、環境省ガイドラインに沿うとよいらしく、現状分析(加害群数、頭数の把握、捕獲数の根拠、行動圏の変化の観察等)をして、計画をたてて、実行し、確認し、再度計画を練り直すというPDCAサイクルをきちんと回すことが重要だそうです。
 
安易に捕獲等の頭数を増やせばよいというものでもなく、逆に群れが分裂して被害が増えるという可能性もあるため、野生動物が畑に近づかないように行動圏を変化させるような対策を打つ必要があるとのこと。
ここらへんは、素人考えだと、捕獲だ~!!ってなってしまいがちですが、うまく野生動物と人間の住む環境を区分けするイメージを持って、対策に当たらないといたちごっこになってしまい、人間側が疲弊して終わりになるそう。
肝に銘じます。
 
また、被害が発生する要因も様々で、環境的要因としては、森林管理の法規、農地への植林、個体数の増加、平地への進出等。社会的要因としては、山際の人口減少、材木価値の低下、過疎高齢化、集落機能の低下等が挙げられます。
集落の存続も含めて検討が必要になり、短期的な対策のみではなく、長期的な対策も検討する必要があります。
先進事例よりも、問題事例の検証をすることが大切と説かれていました。
 
助成金補助金等を用いて、大規模な柵を張る等の対策をするのは良いですが、そこで終わりとなると全く無意味で、柵を張って終わりではなく、あくまで防除のスタートラインにたったという認識が重要です。
柵は現在の管理状況の調査を一度整理してから、管理可能かも含めて検討する必要がある。
 
と、こんな感じで鳥獣害対策を考えるにはどうすべきか?という導入部分を学んだうえで、さっそく実習に入ります。
 
農大近辺の獣道を探す!というワークをしました。
糞や足跡といったものを手掛かりに、どこを通って農大の畑に出没するのかを探りました。
 

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この大きなマップに、自分たちで見つけた獣の足跡を、付箋で張っていきます。

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実際に、探している風景。

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途中、足跡の多いところに、センサーカメラを設置しました。

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帰ってきたら、実際に付箋を張り張りして、獣の侵入経路と、被害の有無をマップ上にプロット。

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ここまでやって、この日の授業は終了でした。

ちなみに、先生が使っているドローンも見せてもらいました。

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講義から、実際に圃場を歩いてのマッピング作業と、あわただしく動きつつも、実際の分析の仕方を楽しく学べた一日でした。

 

 

■管理作業に定植に夏場は作業がたくさん!!(農大59日目 7/14)

59日目は栽培実習。

朝一は先生から珍しい虫を見せてもらいました。ルリボシカミキリ。

奇麗な色ですね。中々逃げずにずっとテーブルを行ったり来たりしていて癒されました。

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作業は有機圃場からスタート。 
まずは、スイートコーンの追肥を実施しました。
 
 

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続いて、ナス科の観察をして、顔色良く、樹勢が回復したことを確認し…
トマト、キュウリのわき芽かき、誘引、摘果をしつつ、十分に育った実を収穫しました。
 

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収穫したキュウリさん。

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続いて、ズッキーニも収穫。

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古い葉の摘葉も行いました。

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果菜類が終わったら、ニンジンとバレイショ(ジャガイモ)。
試し掘りしてみよう!ということで…
 
 
 

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うん、あと2週間程度で、適期かなーなんて判断をしました。
 
ちなみに、ニンジンは、乾燥した状態だと抜くのが大変で茎が折れてしまいます。そのため、雨が降ったあとや、灌水をたっぷりしてから収穫するなど、方法の検討が必要です。
 
バレイショ(ジャガイモ)はジャガイモは地上にトマトのような実がなって、その実が落ちた頃がよいそうです。

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または、葉の色が黄色く変色した頃。
収穫は保存を考えると、雨の日は傷口から腐ってしまうため、避けた方がよいとのこと。
 
試し掘りを終えたら、ネギの作業です。 
除草して、追肥して、

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土寄せしました。

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ネギが終わったら、ハーブ類の管理。
バジルとパクチーを摘芯します。
バジル美味しそう!!!

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最後にハウスのトマトとコマツナを観察して、午前中は終了です。
トマトは、2本に仕立てた後、順調に成長中。アブラムシが多かったです。

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コマツナは残念ながら雑草に負けてしまい、ほとんど生育していませんでした。この圃場でのこの時期のコマツナ播種はダメですね。

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午後はトマトの支柱立て、キュウリの支柱立てをしつつ、定植ラッシュ。
トマト、キュウリ、インゲン、ササゲ、カボチャ、ズッキーニを定植しました。
写真はトマトさん。

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最後にスイートコーンの除房をして終了です。

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作業が多い!!!
ので、終わった後はくたくたです。でも、なんかやり切った感があっていいですね。
終わった後のビールも美味しい(笑)
そんな一日でした。
 
 
 

座学ラッシュ!(農大54,56,57日目)

今回は7月半ばの座学ラッシュのお話です。

お勉強Dayの内容なのであまり写真がないかもしれませんが、お付き合いくださいm(__)m

 

■農大54日目(7/7)

午前中は農業法規の授業。
「農業振興地域の整備に関する法律」について学びました。
 
農地法で農地が各農家の所有になりましたが、時代とともに工業化が進み土地の開発も進み、徐々に農地が飛び地になることが増えていったそうです。そのため、農地を保護することを目的に制定された法律とのことです。
農業振興地域内の農用地区域に認定されると、農地等の転用は原則として認められず、また、開発行為の制限を受けます。農用地区域とは、知事が指定した「農業振興地域」の中で指定される区域で、農業基盤の整備を進める区域であり、農業関係の公共投資が重点的に投入される区域となります。
そのため、農地法では、農用地区域内の農地について、宅地転用や宅地転用目的の売却を厳しく禁止しています。
 
山梨県でも当該法律に基づいて色々と計画をたてて、土地の農業上の有効利用と農業の近代化のための施策を進めようとしています。
 
 
農地を守る制度(農業振興地域制度)がある一方で、農地を崩す制度(農地転用許可制度)もあるので、どうしても運用上のグレーゾーンが発生してしまうため、迷う部分についてはどうすればよいか明示されています。
 
 
地域として、農地を守る崩すといったことを大きな枠組みで考えていかないとだめですね。
 
この日の授業は、プラスアルファで、支援事業についても学びました。
  • 果樹園の改植等を支援する事業
  • 醸造甲州産地育成強化事業
  • 果樹王国やまなし就農支援事業
  • 産地パワーアップ事業
  • 農業経営承継支援事業
  • 山梨県荒廃農地等利活用促進事業費補助金
  • 機構借受農地整備事業
山梨といえば果樹!なので、果樹に関する支援事業が多いですが、こういったものも活用していくのが大事ですね。
 
午後の授業は、病害虫防除。
作物を育てる過程には病気や虫と戦いが待っているので大切です。
 
山梨県病害虫防除所というところがあって、病害虫防除基準なるものを出してくれています。
これをベースに考えると良いとのこと。
 
農薬については、ポジティブリスト制度の制定により、残留基準が厳しくなり、それに伴い病害虫防除基準等も大きく変わったそうです。
 
 
畑と聞くと、自然をイメージする方もいると思うのですが、畑は人工物なので本来の生態系から離れたものです。
そのため、自然とは異なり、特異な病害虫も発生しやすいというのが農業の難しいところ。
病気や害虫に関する知識、農薬に関する知識をきちんと身に着けて、むやみやたらにまかないことを徹底したいな~と思った次第です。
最近では、有機農業も少しずつ広がってきていて、コンパニオンプランツ(共栄作物)、バンカープランツ(おとり作物)といったものもあるので、農薬に頼らない防除というのも大事ですね。
 
 
山梨は四方を山に囲まれており、害虫を運ぶような経路が多くないため、比較的生態系が整っているそうです。(九州、四国地方では、韓国等から飛来する生物への対応が必要になる。らしい…です。)
 
■農大56日目(7/11)
午前中は特別講義で、農大先生による鳥獣害の講義でした。
 
冒頭は鳥獣害対策の歴史からスタートし、シカ、イノシシ、サル、ハクビシン、アライグマ、カラス等の各鳥獣の特徴を学びました。
 
古来から、人々は農作物を荒らす害獣への対策を練り、戦ってきました(作を設ける、穴を掘る等)が、技術等が進化した現代でも、改めて古来の方法に学ぶというのも大事だそうです。
 
展示会にいくと色んな対策グッズ等が見れますが、他県で効果があった方法も、山梨県で同じ効用を得られるかというと、そうではないそうで、土地によって、生物の特性も変わるため使ってみないとわからないというのが正直なところなようです。
 
ちなみに…シカ、イノシシ、サル等、野生生物は、病原菌等を保持しているため、むやみに素手で触らない。また、生食は絶対にだめ。
ということで、安易に触れようとするのはご法度ですね。プロに任せるのが一番です。
 
なお、害鳥図鑑、鳥害痕跡図鑑等がある、こちらのサイトはすごく参考になるとのことで、時間を作って眺めてみよ~と思ってます。
 
午後は、植物生理のお勉強。
光化学反応の仕組み、呼吸と解糖系とクエン酸回路、植物ホルモン、発生と成長といったことを学びました。
ん~、生物、化学の授業をきちんとやっておけばよかったな~と、説明を聞きながら思いました。
 
植物がどのように成長しているのか、何をどう摂取してどう分解して、エネルギーを作って、生きているのかということを理解しないと、なぜそういう栽培方法なのかというのがしっくりこないよなと。
でも、そこを理解するのって難しい、と感じたのでした。
 
■農大57日目(7/12) 
午前中は農業法規の講義で、食料・農業・農村基本法について学びました。
 
 
この法律は、昭和36年に社会経済の動向や見通しを踏まえて、我が国農業の向かうべき道すじを明らかにするものとして農業基本法として制定されました。
しかし、経済社会が急速な経済成長、国際化の著しい進展等により大きな変化を遂げる中で、食料・農業・農村をめぐる状況は大きく変化したため、平成11年、農業基本法に代わる農業政策の基本法が制定されました。
 
食料、農業および農村に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、国土や環境の保護など、生産以外で農業や農村の持つ役割を高める事、食料自給率を高める事などを目的として基本理念と基本計画を定め、国と地方自治体の責務を明らかにすることとしています。概ね5年ごとに、基本計画を変更するものとしており、新たな計画は平成27年4月に策定されています。
 
 
 
上記リンク先を読んでいただくと「6次化しましょう!農地集積しましょう!基盤整備しましょう!コストを下げましょう!」というのが国の施策として計画されていることがわかります。
 
また、この法律に付随して、TPPと関連施策、法案についても学びました。
農業のGDP1.5%を守るために、残りの98.5%が犠牲になるというのは大きな誤りで、家電と自動車の輸出も1.25%と同程度であり、他の分野が犠牲になるということはないとのこと。また、開国とも呼ばれるが、既に輸出入は多く行っており、関税率は他国と比較しても高くはない状況で、関税撤廃により輸出が増えるという話もあるが、輸出入の最大の取引先であるアメリカの関税はそもそも低いため、そこまで影響はないそうです。
TPP=農業問題ではなく、工業、金融サービス等あらゆる側面が交渉対象であることを認識しないとダメみたいです。
 
都道府県としてはどうなの?という点については、山梨県だと「新・やまなし農業大綱」なるものを策定して、今後の農業振興をはかろうとしているようです。
 
午後は、栽培概論です。
メロン、スイカ、カボチャの栽培に関して学びました。
 
農業技術検定試験の問題でも、よく見かけるのが、メロン、スイカです。
スーパーとかでは果物扱いですが、野菜です(笑)
自家用として、育ててみたいな~なんて思います。
美味しいですもんね、どちらも。
 
と、こんな感じで、座学ラッシュの7月中旬でした。 
座学だと、一日頭に色んなことを詰め込むので、疲労感が半端ないです。
実習の方が体を動かしてリフレッシュできるので、なんだか疲れないんですよね。

でも、知識は知識で大切なので、きちんと覚えておきたいと思います(^^♪

 

農大52日目(座学)、農大53日目(栽培実習)

寒いですね~、山梨。寒波が来ているそうで、皆さん体調崩されてないですかね?

さて、今回は、農大での座学と栽培実習のお話しです。

今は寒い時期ですが、まだまだ夏のお話し(^-^;

お付き合いくださいm(_ _)m

 

■農大52日目(7/5)

午前中は、特別講義ということで、農大の先生より、補助金にまつわるお話しを聞きました。

 
農業の参入障壁が高いのって、どうしても機械類等が高くて参入時にイニシャルコストがかかるってとこなんですよね、きっと。
続けていたとしても、結局どこかのタイミングで機械は壊れるわけで、そこでも高い費用がかかる。
(中古品などもありますが、タイミングよく、欲しい機械に会えればいいですが、結構運次第だと思います…)
なので、自己資金が足りない時に、補助金助成金を頼るという選択肢になります。
一見、国の補助金とかハードル高そうですが、きちんと書類をかきかきできれば、大丈夫とのこと。
何かやりたいことのイメージを持って、周りと共有して、補助金使えないか確認しましょう!というお話しでした。
 
午後は、栽培概論です。
ピーマン、キュウリ、メロンについて学びました。
ピーマンは、農大でもらった苗をベランダで育てているのですが、落花が多いな~と感じてました。
が、この日に学んだ内容で納得。果菜類の中でも最も弱光に耐えられる作物だけど、弱光だと落蕾、落花が多くなるとのことで、やっぱり日の光はある程度必要なんだなと腑落ちしました。(ベランダで日射量があまりよくないのです。)
 
ちなみに、メロンも野菜です(笑)
一般的には果物の分類ですが、植物としては樹にならないので、野菜。(多分この理解であってるはず…)
他にはスイカ、イチゴなんかも野菜ですね。
農大で実際にこれらを育てる機会はなさそうですが、自分の圃場持ったら、ちょっと試してみたいな~なんて考えてます。 

 

 

■農大53日目(7/6)

この日は一日圃場に出て栽培実習。作業盛りだくさんでした。
 
午前中は情報共有からスタート。
トマトの病気について学びました。
 
学生さんのトマト圃場でかいよう病(感染力が強く、作業した手で触れただけで感染する)が発生したらしく実際に見ました。
出てしまったら焼却処分が必須とのことです。
 
また、ジーンバンクという教育、研究用で遺伝資源の配布をしている機関があり、農林48号や甲州真黒(ナス)といった品種を配布してくれるということを伺いました。
 
情報共有の後は、収穫作業。
ナス、トマト、キュウリ、ズッキーニを収穫します。
収穫目安は、共撰場などで配布されている出荷基準に基づいて行います。
といっても、まだまだ収穫作業になれていない我々は、見た目では全く判断がつきません。
ので、1つ1つ丁寧に、これはいける?いけない?をお互い確認しつつ作業しました。

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収穫後は、管理作業です。
ナスのフラワーネットをはります。
成長してくると風で揺れて果房が傷付くことが多いそうで、それを防ぐために、ネットを張って揺れる範囲を制限してあげます。

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ネットの扱いには最新の注意が必要です。
始点と終点がこんがらがったら、ほどくのに時間がかかり、場合によっては新しく買ってしまった方がコストを考えると安い程。なので、ゆっくりきちんと広げて行くのが肝要です。
 
次は、スイートコーンの追肥です。
 
堆肥は雄穂(ゆうずい)抽出期、絹糸(けんし)抽出期に行います。
今回は固形肥料のため、通路に散布しました。
丁寧にやる場合は、その後耕耘するそうなのですが、この日はパラパラまくのみ。

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(この写真だとまったく追肥したことがわからんですね…すみません。)
 
次に、同じくスイートコーンの病害虫対策ということで、機械の登場。
スピードスプレイヤーさん。通常頭文字をとって「SS(エスエス)」と呼ばれます。
 
この子がすごいです。

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効率よし。けど、散布する人は、服装に気を付ける事。眼鏡、マスク等暑くてもフル装備すること。
(SSでの散布に限らず、どんな場合でもきちんとした装備が必要ですね。)
あっという間に終わったので、スイートコーンだけでなく、トマトとナスにも散布しました。
 
 
散布後は、スイートコーンの除房をしようとしましたが、この日はまだ絹糸が出ている房が少なかったため後日実施することになりました。
 なお、スイートコーンの除房は、絹糸が出た頃に、1番房(1番上になった房)を残して、それ以外は間引きます。
農家さんによっては、2番果房だけ落として、1番は出荷、3番は加工用として販売するといった経営をしているところもあるそうです。
葉をなるべく痛めないように除房することが必要とのことです。
 
スイートコーンの後は、ナス科の野菜が倒れないようにネットを張るための支柱をたてました。
短期メンバーも加わり、人数増えたので楽ちんです(笑)

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終わったら、トマトの追肥です。
一段目の果実がピンポン玉の大きさになったら、1回目の追肥を行うとのこと。
防草シートをめくって施肥しますが、一部防草シートの上から追肥する実験してみました。

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追肥後は、ナス科の圃場に戻って、誘引作業。
テープナーを用いて、倒れている茎を上に伸ばしてあげます。
無理に誘引すると折れてしまうので要注意です。

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最後はキュウリの管理作業です。
卒業後はキュウリ育てたいと思っているので、一日の最後とはいえ、気合が入ります。
 
整枝、誘引と追肥をしました。
株間50㎝のところは、1本仕立てで、子づるは2節で摘芯。株間100㎝のところは、3本仕立てで、子づるは2節で摘芯です。

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こんな感じで作業盛りだくさんの栽培実習でした。

夏の時期は気温もあがり、日照もいいのでどんどん育ちます。

その分、各野菜の管理作業が大事になりますね。

 
 

7月前半の農家実習(農大50,51,55日目)

今回は、7月前半の農家実習についてのお話しです。

お世話になっている農家さんは、キュウリ・トマトともに片付けをして少し早い夏休み期間なので、南アルプス市といえば果樹、そしてこの時期管理作業に、出荷作業に大忙しということで、果樹のお手伝いに行ってきました。

 

■ブドウの仕上げ摘粒のお手伝い

皆さんが食べてるブドウって、1粒1粒の実に甘味を凝縮させるべく、実は生育の過程ですご~く実を落としてるんですね。今回は、ロザリオという品種の最後の実落とし=仕上げ摘粒という作業をお手伝いしました。
 
最終的に逆三角形のよく見る形のよいブドウをイメージして、育ったときに1粒1粒がぶつかってつぶれないように、間にある実を落とします。

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以前も書きましたが、この作業首が痛くなる。
案の定、今回も作業終了後には、首・肩が痛くて筋肉痛でした。
が、それ以上に、「この摘粒で値段が決まる!」と思うと、良い意味でのプレッシャーがあり、集中してあっという間の2日間でした。
ブドウ、将来的に育てるか迷うな~(笑)
 

■営農候補地見学&経営検討

今のところ、学校卒業後は営農を目指しており、キュウリ・トマトの施設栽培がやりたいので、JAの指導員の方に案内してもらって、候補地巡りをして、更に経営についてお話を伺いました。
 
候補地巡りでは…
外から見ていると、ハウスって同じように見えますが、細かく見ると構造や資材が農家さんによって全然違います。
1棟ごとのハウスや2棟以上が連なっている連棟のハウスもあり、見ているだけでも結構楽しいです。
自分でゼロから土地を借りて、ハウスを建てて…とすると、イニシャルコストが大変なことになるので、出来れば貸していただける方がいるといいな~と。
いくつか候補はありそうなので、どうすっかね~という感じでした。
悩ましい。。。
 
経営検討のお話は、イニシャルコストのお話しや収益のお話し、他産地のお話しや、一人で作業できる限界の広さのお話し、果樹と野菜の複合経営のお話しと、色んなお話を伺いました。
 
夢は色々広がりますが、現実もきちんと見ないと、ブラック農家になりますからね。
経営については、インプットした情報を基に、きちんと計画を作って、諸先輩方にアドバイス貰うのが良いと思ったので、 そろそろ資料作りしようと思った次第です。
 

■果樹の見学

候補地巡りの合間に、新甲州式という新しい?山梨発のブドウ棚を見学させてもらいました。
 
よく見るブドウ棚って、コンクリートの柱を支柱にしているのですが、この方式だと建築現場とかで見るようなパイプを使います。
農地の端ギリギリまで栽培ができるて、ゆくゆくはハウスにすることも可能ということで、メリット沢山ですね。
ただ、パイプが熱を持つのでそこをうまく処理しないとならないのかな、と。
 
■桃の共撰お手伝い
ブドウはこれまで結構やってきましたが、桃もやりたい!ということで、大型の桃の共撰機(重量センサー、糖度センサー等がついている)があるJAの支所で、共撰のお手伝いをさせてもらいました。
 
 
生まれて初めてみたんですが、圧巻です。
トマトの共撰機でもすごいなーと思いましたが、この桃の共撰機は圧倒的。
 
南アルプス市でとれた桃が一挙にここに集まるのですが、コンテナに詰められた桃を共撰機のラインに乗せると、センサー類で、等級・階級を判別し、箱詰めレーンまで一気に運んでくれます。
あとは、それを人力できれいに箱詰めして終了。
選果の過程で人の判断が入りません。

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野菜でもこういうの欲しい!!
と、作業のお手伝いをしながら、ずーっと思ってました(笑)
 
7月前半の農家実習はこんな感じでした。
最後の共撰機のお話し、キュウリのないかな~と思ってネットで情報をあさっていたら、こんなの発見!
 
試作機で良いので、データ取りで良いので、自分がやるときに導入できないかな~と。
夢が現実になりつつある!と興奮した次第です(笑)
 
 

農大47日目(座学)、農大48日目(栽培実習)、農大49日目(座学)

今回は、6月後半の農大での授業のお話しです。 

■農大47日目(6/28)

47日目は、座学DAY。
午前中は、農業機械のお勉強です。
「作業機装着装置と動力取出し装置」、「油圧装置の種類と構造」、「トラクタの点検・整備」「整備用工具類」、「トラクタの操作と安全作業」、「歩行トラクタ」、「燃料と潤滑油」といった内容を学びました。
先生がとにかくマニアックで、農業機械のプロの方なので、整備の仕方などで素人が注意すべきポイントを細かく教えてくれます。
細かすぎてついていけないときもありますが…(^-^;
 
この日は、機械に加えて、少し脱線して農業でどのように付加価値をつけるかとか、太陽光発電のお話しとかもしていただいて興味深かったです。
山梨の農業も、国の方針にあわせて変化してきているのですが、その過程で新しいものや他の方がやっていないものにいち早く目をつけて、取り組んでみることが重要というお話は、これから農業を始める僕らにとって、とても大切な考え方で、肝に銘じなければと思った次第です。
収量とかは、天候に左右されてしまう部分はありますが、そこは結果であって、結果を得るまでに色んな情報をインプットして検討してトライしてみることをしていないと、いつまでも同じ栽培していてもだめだよね。。。と、まだまだ営農すらしていない若造ですが、そんなこと考えています。
自営業ですからね、そういった新しいものにチャレンジするというところで、楽しみも作れれば、いいですよね。きっと。
 
 
午後は、栽培概論の授業です。
 
「夏・秋野菜の苗作りと直播き」、「キャベツやハクサイを苗作りするメリット」、「移植の必要性」、「一人生えと友育ち」、「秋野菜は播き時を外すとすんなり育ってくれない」、「タマネギの種まき時期は厳守」、「種播き時の環境対応」といったことを、タキイ種苗さんのHPをテキストに、先生の実体験なども伺いつつ、学んでいきました。
種苗会社さんのHPって、本当に色んな情報が載っていて、見ているだけで飽きない。
ご興味ある方、覗いてみると作物の事が色々としれて面白いですよ、おすすめです。
 
その後は、教科書に戻って、ナス科野菜の栽培、トマト栽培について、学びました。
 
 

■農大48日目(6/29)

48日目は、栽培実習。
実は、この週から、6か月の短期メンバーが訓練生として参加しました。
 
ので、午前中は、自己紹介やら、長期メンバーの初日に行ったワールドカフェスタイルのワークショップ等を行って長期メンバー、短期メンバーの交友を深めました。
 
午後は、圃場に出て栽培実習。
 
長期メンバーは、A班とB班でそれぞれ分かれて作業。
短期メンバーは全員で作業といった感じでした。
(ちなみに、僕は長期B班です。以前のブログで書いたか忘れました…)
 
まずは、有機圃場のハウス内に定植したトマトの整枝作業です。
樹勢の強い2本のみ残し、わき芽は全て摘芯します。いわゆる2本仕立てというやつですね。
 
本来であればもっと早い段階で成長点を摘芯して、2本だけ残す作業をしないとダメなんですが、授業スケジュールの都合上、このタイミングで2本にしました。芽が伸びてしまってからだと、その分の根が張ってしまっているため、根が傷んでしまうそうです。

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次に、ナスの圃場に移動して、整枝作業と、ひこばえの撤去です。
整枝は、一番花より下に生えてくるわき芽をすべて除きます。
あと、「ひこばえ」と呼ばれる根本から生えるわき芽も除きます。
 

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こんな感じで根元をすかすかにして、風通しを良くしました。
 
作業中、あまりにも通路の雑草が延びていたため、メンバーを分けて、乗用モアで通路の除草もしました。
乗用モアとは…カートみたいにのって進む草刈り車です。
これね、乗ると、本当にカートみたいで楽しいんですよ。遊び感覚で、どんどん草刈できるので、いいんです。
使うか分からないけど欲しい。
そして、常用モアレースなんてやったら、楽しいでしょうね。
自分の圃場持ったら企画しようかな(笑)
 
ナスには、病害が確認されました。
半身萎凋病!

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アブラムシとマメコガネも大量。
ここらへんは、対策検討せねばという話で、検討までして終わりました。
 
ナスの整枝に続いて、その他のナス科(ピーマン、パプリカ、トウガラシ等など)もわき芽かきしました。
ナス科は早い段階で整枝しないとわき芽が伸びまくって、束になってしまうので要注意とのこと。

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取り急ぎこの日は、整枝まで行わず、わき芽をばんばんかきました。
 
作業は続きます。トマト、ナスときて、次はキュウリです。
こちらも整枝作業。
テープナーで伸びた部分を誘引して、地面から高さ30㎝(大体7節ぐらい)までのわき芽及び幼果をとりました。
 
誘引はできる限りネットのクロス部分で行うと良いそうです(その方が揺れないですからね)。

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ここまでの作業でナス、その他ナス科、キュウリ等、わき芽を沢山取りましたが、これを圃場に残しておくと、病気等の感染源になるので、全てまとめて残渣として処理するのがよいとのこと。
自分でやるときも、こういった残渣を捨てる場所を確保しないとだめですね。
 
この日最後の作業は、ハウスではない慣行圃場のトマト管理です。
わき芽かきと、誘引、1段5果以上なっているところを摘果しました。
トマトって1段で大体4果収穫するのですが、それ以上実がついちゃうと生育がよろしくないので、取ってしまいます。

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なお、既に実のお尻の部分が変色してしまっている「尻腐れ」を発見!
カルシウム不足が原因と言われますが…カルシウムがあっても窒素などが多いと吸収できなくなるそうなので、ちょっと状況を分析しないとだめですね。
 
ちなみに…とった青い小さいトマトも、実は食べれます。この日摘果した実をもらって、後日自宅でピクルスにしてみました。
 
この日の栽培実習は、これにて終了です。
 
 

 ■農大49日目(6/30)

6/30は座学DAYだったのですが、諸事情でお休みしました。

後日共有してもらった内容をざっくり書くと…

午前中は栽培概論でナス科の野菜たちについて学び、午後は特別講義というこでお、富士通の方がいらっしゃって、富士通が農業分野で行っている取り組みやソリューションの紹介をしていただいたとのことでした。

jp.fujitsu.com

 

 

これ聞きたかったのですが、やむなしです。

 

6月終盤の学校での学びはこんな感じでした。