キュウリ秋作の定植準備~定植(農大60,63,64,68日目)
今回は7月後半の農家実習についてです。
夏真っ盛り。
6月に収穫を終えて片付けをして、少しの間夏休みを取ったら、秋作に向けて準備を始めます。
■ハウス内の耕耘
事前に、施肥と害虫対策を施して、トラクターで耕耘です。
お世話になっている農家さんのハウスは連棟ハウスなので、ところどころ支柱間にクロスした筋かいが入っているので、そこは鍬で耕耘です。
■畝の整地作業
耕耘して、畝づくりまで終わったハウスでは、レーキを用いて畝の整地をしました。
中学、高校時代にサッカー部として、グランドの整備にレーキを使ってましたが、この年になって触ると新鮮です(笑)
こちらが整地前。
こちらが整地後。
出来る限り、畝を平らにする作業。
サッカーグラウンドとはわけが違います(^^;)
■灌水パイプ、チューブの設置
整地まで終わったハウスには、灌水用のパイプ、チューブの設置します。
ハウス外から灌水用のパイプをハウス内に引っ張り、各畝まではパイプを地中に埋め込んでおいて、畝上にチューブをつなぐ部分だけ出して、あとは、チューブを引っ張って接続です。
文字にすると、わけわかりませんが(笑)…こんな感じです。
パイプ配管用の穴を作るために、畝きり棒を使って鍬で掘り起こし。
各畝までパイプを配管して、チューブ設置。
最終形はこちら。
パイプにしろ、チューブにしろ、土が入り込まないよう要注意です。
土が入ると詰まりの原因になります。
大胆かつ繊細な作業です。
また、入口に網戸を設置したり、日の光が日中強いため苗を守るためのカーテンの準備等も行いました。
カーテンが開くとこんな感じです。
夏場は、日向と日陰では全然違います。
■畝の灌水作業
畝づくり、灌水チューブの設置が終わったら、あとは定植なんですが、圃場の保水量を増やすために、定植前から畝にホースを用いて灌水します。
設置したチューブだと、灌水ムラがあり、ベッド幅いっぱいに灌水するのに時間がかかるので、ホースで直接灌水するとのこと。
■いよいよキュウリ苗の定植
朝一番で苗が届きます。
畝には事前に灌水をしてあります。
あと、定植用の穴あけも。
一気に定植作業です。
定植したら、灌水です。
根の活着と、水分補給が大事です。
写真撮り忘れた(^^;)
定植直後から根が十分にはるまでは、ホースで灌水です。
灌水チューブもありますが、それだと間に合わないそうで、定植後10日間ぐらいは朝夕と状況を見ながら灌水をして、苗が十分に育っていくのをフォローです。
と、こんな感じで、7月後半は秋作の準備でした。
作業の種類は多くはないけど、一つ一つの作業を効率的にやらないと、何分ボリュームが多いので時間がかかって大変。お世話になっている農家さんは、その辺とても考えられていて、1つ1つの作業が勉強になりました。
来年自分でやるときは頑張らねば!と思った次第です。